自分で鍛えることは非常に難しい「骨盤底筋群」骨盤底筋は重要な筋肉であり、その筋力が衰えてしまうと、尿失禁や排便障害や骨盤臓器脱など様々な症状がでてくるようになります。骨盤底筋体操などもありますが、自身でのトレーニングは毎日の継続が難しく、なかなか続けられないのが現状かと思います。そういう方へ、EMSELLA(エムセラ)はおすすめの治療法です。
エムセラは2020年に発売され、アメリカやEUなど25か国で認可の下りており骨盤底筋群を鍛える新しい治療機器です。
尿失禁治療だけではなく、加齢・出産などに伴う性的不快感、腰回りのダイエットに対しても治療が可能です。
女性の加齢、出産、閉経後の尿失禁や性的不快感、膣のゆるみ等に適応があります。
エムセラの特徴
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30分座っているだけ
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治療機器に座るだけで骨盤底筋群を刺激します。治療中は読書なども可能で、当院の雑誌をお好きなだけお読みください。
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服を着たまま治療
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服を着たまま座って治療が受けられて、治療後はすぐにお帰りいただけます。通勤帰りに治療してゆくことも可能です。
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受診回数やお体への負担が少ない
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頻回な受診が必要なく、お体への負担の少ない治療です。
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治療後の日常生活の制約なし
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治療後は通常通りの日常生活へ戻っていただけます。
エムセラは、尿失禁の改善だけではなく、出産後の回復や、性生活の改善にも治療効果があります。
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男女問わず咳、くしゃみなどで軽く尿漏れをしてしまう方。腹圧性尿失禁・前立腺がん術後の尿失禁
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産後のおなかがポッコリしている方。下部腹筋強化による姿勢強制
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出産後の回復や、性生活の改善を願う方。膣粘膜のたるみ改善、骨盤臓器脱予防。
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勃起不全。
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デスクワークでの骨盤血流の低下の改善。慢性前立腺炎。骨盤疼痛症候群。
骨盤底筋がしっかり機能することで、私たちの排泄や代謝はコントロールされています
しかし、加齢や出産、閉経などの様々な原因により、骨盤底筋が弛み機能が低下することで尿失禁や下腹部のぽっこりお腹が発生します。
これらの症状を改善するためには、骨盤底筋群をトレーニングすることにより筋力を強化する必要があります。しかし、自分で鍛えようとしても、どこを動かしていいかわからない人が多く、またできたとしても収縮力はかなり弱いのが事実です。また1日2回5分間とはいえども、多くの人は継続的に行うことが難しくなります。そこで、機械によって他動的にこれらの筋肉をしっかりと収縮させ、筋肉トレーニングを行うことができます。
治療の詳細
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治療時間は約30分間。
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初期治療導入においては、短期間で集中的に行うのが効果的で、まずは週に1-2回で6回治療することで尿失禁、膣たるみ改善の効果が出ている報告が多く散見されます。
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服をきたまま治療用の椅子に座るだけで骨盤底筋の筋肉トレーニングを行います。
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痛みもなく、治療後はすぐにお帰りいただくことができます。
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治療後はすぐに日常生活を過ごすことができます。
治療が受けられないことはありますか?
ペースメーカー・除細動器、神経刺激装置のインプラント・電子インプラント、金属インプラント・薬注ポンプ・避妊器具・骨端閉鎖をしていない部位(骨が成長中)、肺機能不全・心臓機能障害・出血状態・血液凝固障害・悪性腫瘍・てんかん
治療の間隔や回数はどれくらいですか?
一回の治療時間は約30分程度です。
初期治療は週に1~2回で6回を推奨しています。効果持続は6か月くらいの期待ができます。より効果を維持するためには月に1~2回を維持療法としてお勧めしています。
治療中はどんな感覚ですか?痛みはありますか?
筋肉が収縮する感覚がありますが痛みはありません。 強度は可能ですので、違和感がある場合は強度を下がることができますのでご安心ください。
効果はどれくらいで出てきますか?
1回でも効果を実感する方もいますが、基本は1クール6回の治療を受けていただくことをおすすめします。1クール終了後は数か月間にわたり効果は維持します。
保険で行うことができる磁気刺激装置や干渉低周波などとの違いはありますか?
どちらも骨盤底筋を動かし尿失禁の治療するもので保険収載されているものもありますが、エムセラは最新の技術を用いており、それらの機械よりたくさんの筋肉を刺激し、さらに強力な刺激(超極大筋収縮)を与えます。
術後の注意点はありますか?
特にありませんが、一時的に尿もれすることがあります。原因としては、いままで使っていなかった骨盤底筋をいきなりトレーニングするために一時的に筋肉痛のような症状で筋力が落ちるためです。心配はいりません。